精密冷間鍛造・板金加工・金型設計の
総合技術力で高精度製品を生産
精密冷間鍛造の利点は、複雑多彩な製品形状を省資源・省エネルギーで実現できることにあります。弊社の強みは、精密冷間鍛造と金属プレス加工の設備・技術を組み合わせた高精度な仕上がりであり、それは、金型の設計・製作、工程レイアウト設計まで自社で行なっていることで実現されています。
一貫したレイアウト設計により、工程数の最適化、材料歩留まりの向上が可能になり、トータルコスト低減と生産リードタイム短縮につながり、製品の高品質化・高機能化を図ることができます。
また、独自ノウハウとアイデア、設備・技術の総合力で、加工が難しいとされてきた材質や形状の製品化を実現しています。
あらゆるニーズに応える高水準の技術と設備
弊社では、まずは一枚の部品図面からどのようにしてその部品を作り上げてゆくのかを考えるところからスタートします。
かかる工程数によって費用対効果が決まり、複雑な形状・難加工材であるほど、工程設計が重要になります。そして、試作開発に成功したのち、量産化のための改良、さらに生産量の増加を見越した自動化に向けた改良へと進みます。一つのプロジェクト完遂まで数年かかることも珍しくありません。僅かな細部の違いを突き詰め、こだわりぬき、やり遂げるという、小さな積み重ねが、技術レベルを押し上げ、製品価値に直結します。
試作開発
新製品の試作・開発プロジェクトには、社長・専務も参加します。
メンバーが一丸となり、アイデアを出し合って製品の創造性を高めています。また、それらの試作データを蓄積し、技術の承継にも役立てています。
製造加工
効率的な設備配置を徹底しています。
鍛造加工、板金加工、金型加工それぞれの部署の連携を高めることで、効率的な生産体制を構築しています。
自動化可能な量産品は積極的に自動化してコストダウンに努めています。自動化に適さない難加工品や少量品は、技術者の高い技術と丁寧な作業で作り上げます。
品質保持
作業員による工程内でのチェックに加え、変化点や出荷時などは認定された検査員が更に厳しい目で製品チェックを行います。
| 技 術 |
|---|
| 異形状・複雑形状製品 |
| ネットシェイプ・ニアネットシェイプ |
| 密閉鍛造 |
| チップレス・切削レス |
| 材 質 |
|---|
| 鉄(SS・SC・SCM・SUJ2材など) |
| アルミ(1000～7000番台) |
| 銅(純銅・真鍮・他各種銅合金) |
| チタンなどの難加工材 |
| 業 界 |
|---|
| 自動車・自転車 |
| ベアリング・産業機械 |
| 農機具・船舶 |
| 建築金物など |
設 備
- 精密冷間鍛造加工用プレス機械（１２台）
- ６３０ｔ（アイダ）・・１台
- ４００ｔ（アイダ）・・２台
- ２５０ｔ（アイダ）・・６台（うち１台自動機付）
- １６０ｔ（アイダ）・・１台（自動機付）
- マイクロトランスファープレス（自社設計）・・２台
- 板金加工用プレス機械（１８台）
- ２００ｔ［TP200FX］（アマダ）・・１台
- １１０ｔサーボプレス（アイダ）・・１台
- １１０ｔ（アマダ）・・２台（うち１台ＮＣレベラーフィード付）
- １００ｔ（ヒカリ）・・１台
- １００ｔ未満（アマダ）・・８台（うち１台自動機付）
- 小型油圧プレス（自社設計）・・５台
- 工作機械
- 平面研磨機（岡本機工他）・・２台
- マシニングセンター［Ｖ３３］（牧野）・・１台（CAM付）
- NC旋盤（マザック）・・１台
- CNC旋盤（スター精密）・・１台
- 普通旋盤（森精機他）・・２台
- NCフライス盤（静岡）・・１台
- ラップ機（東洋研磨材工業）・・２台
- 精密形彫放電加工機[EA12PV-A FP80V]（三菱）・・１台
- ワイヤー放電加工機[MV1200R]（三菱）・・１台
- 細穴放電加工機[RH3525]（三菱）・・１台
- その他工作機械
- その他設備
- 丸ノコ盤（津根精機）・・２台
- バレル機・・３台
- ＣＡＤ（２次元）・・５台
- ＣＡＤ（３次元）・・５台
- ボール盤（日立）その他
- 高温恒温器[SSPH-202]（エスペック）・・３台
- 検査機器
- 投影機（ニコン）・・１台
- 硬度計（アカシ）・・１台
- 組織顕微鏡（ニコン）・・１台
- 三次元測定機[CRYSTA-Apex]（ミツトヨ）・・１台
- コントレーサー[CV-3200S4]（ミツトヨ）・・１台
- 画像寸法測定器（キーエンス）・・１台
- ３Dスキャナ型三次元測定機（キーエンス）・・１台
- その他特注機器
未来へつながる研究開発
高齢化社会を見据え、鍛造技術を活用した骨接合プレート・人工関節などの整形インプラント部品を試作・開発。さらに今後、レアメタルや複合材・接合材等の鍛造製造事業、マイクロ（超小物）部品の開発研究などに挑戦してゆきます。
